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北野華子さんは長い病院生活がどんなものか知っています。彼女はがん患者ではありませんでしたが、長い間医者を困惑させる非常に稀な病に侵されていました。昨年、彼女は最終的に正しく家族性地中海熱病と診断され、病をコントロールする薬の投与を受けています。

しかしながら、子供時代の彼女の何年にも及ぶ病院生活は、彼女が環境情報分野において子供におけるインフォームドコンセント、プレイセラピー療法、プリパレーションをテーマにした勉強をするきっかけになりました。どんなに怖くて退屈な病院生活かを知っている彼女は、子供たちのために病院生活の小さな塗り絵ブックを考案したのです。

タイラー基金はこの本の印刷や配布の手助けをします。はじめの第一歩として、本を国立成育医療センターがん病棟で、タイラー基金のカウンセラーである船木聡美さんによって手渡されます。しかし将来には、華子さんは日本中の病院で彼女の本を見たいと望んでおられます。

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北野さんからのメッセージ

私は小中学校で経験した長期入院生活の中で、制限や我慢の日々から嫌でも病気であることを実感させられました。病気を知りたくない、また聞きたくないのが子供達の本当の気持ちであると思います。難しい医療用語を聞くだけでも、病気のことを考えるだけでも不安になります。

私も難しいことや病気のことを知りたかったわけではありません。しかし、知る権利は大人同様にあると思います。薬や手術などによる治療は医療スタッフにしか出来ないことでありますが、心のケアは医療スタッフだけでなく、私達一人一人の笑顔が一番の特効薬です。
 
今回、私に笑顔をくれた方々へこのぬりえブックを通して、感謝の気持ちを伝えたいと思います。特に、故野村みどり先生は御自分の研究の中で私にぬりえブックを作成する機会を与えてくれました。生涯、子供達のために活動してきた故野村みどり先生へ感謝の気持ち心よりご冥福をお祈り申し上げます。

概略

1987年4月21日生まれ、現在、患児に対するインフォームドコンセント、プレイセラピー療法、プリパレーションツールの作成をテーマに慶應義塾大学環境情報学部において勉学している。